ドーナッツとカレーライス

明日はお友達と加賀方面でお茶する約束。
かなり久しぶりに会うので楽しみ。

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ちょっと遠いので今日のうちにカレーを作ろうと思う。
帰ってからバタバタするのは目に見えている。

娘を迎えに行くついでにお買い物。
カレーにセロリは欠かせない。
それと変わっているかもしれないが、ごぼうも入れる。
じっくり炒めるとコクに変わる。
店内を見て回ると、なすびがお徳用サイズで売られていた。
私はお徳用サイズの野菜に弱い。
まだ旬を迎えない夏野菜ではあるがこの際構わない。
近くのピーマンとカボチャも仲間入りして、頭の中は季節外れの夏野菜カレー。
それから今日のおやつにドーナツのリクエストがあり、おからも購入。
そそくさとお会計へ。
娘を待たせると後が面倒になる。

帰宅してすぐにおやつ作り。
シンプルレシピの上、混ぜるだけ。
半分はプレーン、もう半分には粉末にしておいたドライクランベリーを入れてみた。

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あとは揚げるだけなのだが、揚げ物苦手な私はオーブン頼み。
本には小さく丸めて揚げるとあるが、私は適当に丸めてシートに置き、口金で真ん中を強引に押してすくい取る。
ミニドーナツ型にして180℃でとりあえず15分。
焼き色が足りないと思い更に7分焼いて完成。
熱いうちに上からきび砂糖を。

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帰っておやつがないとブーブー言う子ども達も、おやつを作っていると分かるとにこにこして楽しみに待っていてくれる。
子どもはそんなほわほわ感が嬉しいんだと思う。

おばあちゃんがかき餅を焼いたり、ちまきを蒸して帰りを待ってくれていたのを思い出す。

お菓子作りは子どもと私の心の繋がりにもなっている。

焼きたてのドーナツを幸せそうに食べる娘と息子。
美味しい~の声が嬉しくて私も幸せになる。

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そんな気持ちのままカレー作りへ。
私のカレーは圧力鍋で作る。

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お鍋にお肉を入れて、その上から塩麹とはちみつ漬けにした生姜をかけて軽く揉んでおく。

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少し置いておく間に野菜の準備。
セロリとごぼうは少し小さめのサイコロ状に。
セロリの葉っぱももちろん使う。
ごぼうは皮を剥かずにタワシで泥を落とす程度で。
ごぼうの黒はポリフェノールなので剥いてしまうと勿体ないし、香りも飛んでしまう。
玉ねぎは大きめザク切り。
なすとピーマンは乱切り。
ピーマンは綿やたねも構わず使う。
農家の食べ方は丸ごとらしく、ピーマンの種にも栄養がぎっしりらしい。
しかもあの種の部分がトロリとなって具材と絡んで美味しくなるのだ。
かぼちゃは大きめにカットしてから面取りしてしまう。

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面取りは煮崩れしにくくさせるため。
カレーに面取りは必要ないかもしれないが、かぼちゃのゴロンとした感じを残したい。

お鍋に火をかけてお肉とごぼうを炒め、セロリや玉ねぎの香味野菜、それに面取りで出たかぼちゃの皮も加える。

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弱火でじっくり汗をかかせるように炒める。
旨味を出すポイントとなる。
本来はひとつまみの塩を入れるが、塩麹が入っているのでここでは加えない。

じっくり炒めたらかぼちゃ、なす、ピーマンを加える。
キッチンペーパーになすのへた、かぼちゃの種などの野菜くず、そこにクローブを2本包んでお鍋へ。

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野菜のお出汁が出て味に深みが出る。
クローブは香りが大好き。

お水を足してローレルも仲間入りしたら加圧。
ローレルは煮込みに欠かせない。

カボチャが崩れないようにピンが2本線になったら5分程度加圧。

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すぐに柔らかくなってしまうので加圧しすぎに注意。
ピンが下りたら蓋をあけ、カレールーを加え5分煮込む。
最近のお気に入りのカレールーはオイル不使用のパウダータイプ。
スパイシーで美味しい。
さらにベタつきがないので洗い物が楽ちんときた。
少しお値段は高めかな~。

仕上げにクミンとガラムマサラを。
スパイスの香りが食欲を誘う。
iittalaのマスタードカラーはお誕生日プレゼントに頂いたお気に入り。

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私の料理はいつも自由気まま。
決まりはほぼなくて、その時の思い付きで色々加えてみたり。
代用するのは当たり前だし、それが結果良くてレシピになったり。
ちょっと度を過ぎることはあるが、私のアレンジ好きは小さな頃からだと思い返す。
それは料理の鉄人ファンだったことが起因していたと思う。
料理の鉄人達はアレンジの鬼だったからだ。

強烈な体験で忘れられないことがある。

ジューサーで出たたくさんの野菜や果物のかすを捨てるのが勿体なくて、あみあみに入れてお風呂に入れた。
変な臭いを放ったお風呂。
嫌な予感。
しかし入らないわけにはいかない。
変な所で自分を正当化したい気持ちが入る。
ここで負けたら自分に負ける感。

入った瞬間ヌッメ~として鳥肌が立った。
今でも思い出すと身震いする。