遠い国からかご

部屋のあちこちに点在するかご。

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かごが欲しくて探して買ったというよりも、見つけた~感の結果、増えていった。

特に実際に目で見てしまうと虜となる。
それなりのお値段はするかご。
とあるお店での、久しぶりの出会ってしまった感。

それはシンプルなかごバッグであった。

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なんと折り畳めるという。
初めてのナイスポイントに衝撃を受ける。
こんな薄く畳めるかごバッグを見たことがなかった。
姿形が私を惹き付ける。
触った途端に感じるツヤツヤした自然な質感。
そして色。
どれも私を惹き付けてやまない。

あ~手に入れたい。

頭の中では雑誌の収納バッグになっていたり、玄関先の小物バッグになっていたり、お泊まり行ってきますの化粧品入れになっていたりと活用シーンが慌ただしく廻っている。
何しろマチが大きいのでたっぷり収納できる。
留めボタンの細工のさりげなさがまた良い。

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ただ、少し前に作家さんの焼物を2つ購入したばかり。
一つは平皿で、一つは深いボウル。

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表面がゴールドが混ざった砂のような質感。

側面には手作業で刻まれた縞模様が何とも美しい。

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一緒にいた母からの買っちゃえコールに勢いに乗った私は奮発して久しぶりの大人買いをしたのである。

母は度々私の背後から買っちゃえコールをして購買力を煽る。
どこの回し者かと思う。
これが普通なのかは分からない。
大抵の親は、ほんとに必要なの?無駄使いにならない?と言うのではなかろうか。
私ですら子どもに問うことがある。
私の母はしっかりしてはいるが、どこか飛んでいる。

作家さんの焼物を買った頭があって、その時は買わずに店を出た。
幸いなことに背後の囁き系母はいなかった。
しかしそれから数週間というもの、頭からかごバッグが離れない。
そこで検索を始めた。
かごバッグを見つけたお店はネット販売をしていない。
そこでネットサーフィンで同じかごバッグを検索する。
しかし全くヒットしないのである。

行くしかない。
もし行った時に無ければ諦めもつく。
私は道連れを誘いかごバッグ購入の旅に出た。
少し遠いので楽しくお喋りできる相手が必要だ。
これで数回目の来店。
お店の方は相方さんを覚えていて
トイレの方ですよね~♪笑
お腹が弱い相方さんはこのお店でお腹がザワついた為にお手洗いを拝借していた。
そんな話を楽しんでいる2人を遠目に

すぐさま私はかごバッグ在庫チェックに走る。

あった~

安心した私は落ち着き払ってルンルンで一通り見てまわる。
どれもステキだがお値段が張るので目の保養でたしなむ。
ちなみに母はここでも大きな買い物をしている。
至るところで爪痕残し系である。

さてと。
私はお会計近くの大好きコーナーに近づくとお目当てのかごバッグに手を伸ばした。

来て良かった

やっぱりあの時のワクワクは今も変わらず。
サイズが2種類あって少し迷う。

店主が声をかけて下さってお喋りタイム。
やはり畳めるかごバッグは珍しいらしい。
店主の知り合いの方がアジアのどこかの国にいらして、その知り合いの方がかごを編んでいる方とお知り合い。
ざっくりな私の記憶だが、そんな繋がりで今わたしの目の前にある。
ネットで探しても見つからないわけだ。
そんなストーリーは私の大好物にあたるし、ここでしか手に入らない特別感が全身を満たしている。

か、買います

大きなサイズのかごバッグにした。
大は小を兼ねるで、この手のバッグは大が活躍すると踏んだ。
こうやってたどり着いたかごバッグ。
とても気に入っている。
かごの中でも特にお気に入り。
お店の人との会話で会ったこともない人の手作りが近くに感じる。
人の温かさがある。
若い頃はそんな事、感じていたのかな。
歳を重ねる毎に人の温かさを求めるのかもしれない。