stringshelf × こども部屋

悩みに悩んで増税前に駆け込み購入。
増税がなかったらまだ悩んでいたに違いない。

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Stringはスウェーデンの建築家ニルス・ストリニングがデザイン。
連結自由自在でオプションも豊富。
グッドデザイン。
お値段はやや張るがVitsœに比べたら手は届く。
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Vitsœはディーター・ラムスが手掛けた壁掛け棚でとにかく美しい。
宝くじでも当たらない限り私には手が届かない。
その美しさに中古を探したこともあったが、0の数に断念した。
中古すら手が届かない高嶺の花なのである。
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ストリングシェルフは壁掛けが決め手で購入を検討していた。
こども部屋にベッドと机はセット。
あまり広くない子ども部屋に棚まで直置きになると窮屈だし、模様替えバリエーションに支障をきたす。
棚が浮くことで自由空間が確保できる。
取り付けも比較的簡単らしく、素人でも問題ないようだ。

サイズやバリエーションの豊富さにあれこれリサーチ。
pocketと呼ばれるシリーズは文庫本はすっきり収まる15cmでコンパクト。

BASICは奥行きが20cmの物もあり、小さな部屋でも圧迫感が少ない上に奥行きが広がるので用途が広がる。

読書好きな娘の本も入るしLEGO好きな息子の作品も飾れる。
なのでBASICにした。

娘 グレーフレーム×オーク
息子 グレーフレーム×ウォルナット

カラーも決まり購入に至る。
設置は自分でするつもりが、棚板など結構重くて断念。
知人に頼んでお手伝いしつつ完成。
子どもはニッコリるんるん♪
それもそのはず。
やっぱりステキ。。。
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ちょっと前に限定でクリアのpocketが発売されていた。
もう透き通るくらいキレイなガラスで出来たstringはキッチンに設置するのにピッタリ!

お値段問題と場所で諦めたけれど、いつかまた発売されて、設置できる場所があって、肝心の先立つものがあれば手に入れたい。
透き通る様に、私は弱い。

水切りあれこれ

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うちには食洗機がない。
私は手洗い派というのもあるけれど、この家には食洗機が付いていなかった。

実家はずっと食洗機を愛用している。
でも実は私は苦手。
あまり信用していない。
洗って乾かされたお皿は一見キレイでも、やはり汚れが残っていたりする。
手洗いで汚れが残っていたとしたら、まぁ許せる。
人間だし、完璧な人なんていないし。
と自分をすこぶる甘やかす。
それが機械で、しかも高額であると一気に手厳しくなる。
たぶん食洗機の使い方やお手入れ次第で、お皿の仕上がりは変わってくるとは思う。
でも私は機械のお手入れの一手間が非常に苦手。
だからマメな人は尊敬する。
私はズボラだから宝の持ち腐れになる。
そんな性質があって炊飯器もだいぶ前に処分した。

食洗機がキッチンにない分、水切りかごが必要になる。
ここがまた悩ませ所。
水切りかごには大抵、水受けトレイがセットになっている。
私はその水受けトレイが受け付けない困った人種。
洗い物から滴る水が溜まるのが我慢ならない。
昔からそうで、水受けトレイはすぐさま外されて代わりにスポンジワイプが大活躍する。

スポンジワイプはかなり優秀かつかわいい。
水分の吸収に優れており、乾きも早い。
絞ったらまたすぐに使える。
色んな柄やサイズがあって、私は大好きなムーミン柄を愛用していた。
一人暮らしだとそんなに洗い物が出ないので、ずっとこのスタイルだった。

子どもが増えて洗い物は一気に増える。
ここのキッチンで使える水切りかご探しが始まった。
外せない条件はステンレスであること。
水に強いし、かご自体も洗いやすい。
コンパクトでたくさん載せられる。
そして、シンクの上に浮かせて設置できること。
浮かせることで、水滴は直接シンクに落ちてくれるのでストレスがない。
空間が出来るので乾きも早い。
スポンジワイプは必要ないし、作業スペースにかごがない分、広々使えて圧迫感がない。

それがなかなか見つからない。

以前から憧れの水切りかごがあって再び目を通す。
ちょっと値は張るが、シンプルで見た目もスッキリ飽きがこない。
何より丈夫だから長く使える。

ただサイズが問題で、うちのシンクに渡すには長さが足りなかった。
諦めきれずメジャーを片手にあれこれ考える。

かごの長さが足りないなら下に何かを這わせて、その上にかごを乗せよう。
とりあえず買って、それから試行錯誤すればいい。
憧れのラバーゼ購入。

届いたラバーゼを見てワクワク。
夢中になるパターン。
こういう時の私の集中力はずば抜けて素晴らしい。
困った時の検索なんて疲れを知らずにエンドレス。
水切りかごだけに一点集中。
とにかく楽しい時間。

いとも簡単にあっさり設置できて自己満足しかない。
シンクにステンレスの網みたいのがあって、その上にラバーゼの脚がジャストフィット。
顔が明るくなる。

水切りかごがいっぱいになると、ちょい置きスペースに移動させる。
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これも昔からのスタイル。
そうすると、いつの間にか乾いているので器を拭かずにしまえる。
一番多い洗い物はやっぱり夜。
朝には乾いているので起きて一番にお皿やお鍋を所定の位置に戻すのが日課になっている。

朝は洗い物が少なくていい。
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たいてい子どもは朝はパン。
最近はサンドイッチのリクエストが多く、riceの出番が多い。
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2人が幼稚園の頃から使っているお気に入り。
メラミンなので割れないし、何と言っても姉が2人の為に選んでくれたプレゼント。
姉の贈り物はいつだってスペシャル。
私の好きを熟知している。

コップはiittalaのフルッタ。
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可愛すぎて溺愛している。
ピンクは娘で、グリーンは息子専用。
わけあって追加購入したもの。

キッチンが自分好みだとモチベーションに繋がる。
好きなものに囲まれる生活。
おうち大好き人間。
だから私は出不精なんだな~と改めて思う。

巡り合う器たち

キッチン好きは器好きが多い。
食器棚には国や時代もさまざまな器が並ぶ。

私は一時期茶色に固執していた。
何故か欲しくなるのは茶色のお皿ばかり。
少しづつ集めた中でも特にお気に入りの品の一つがこの子。
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アラビアのファエンツァ。
小さな小花がいっぱいで可愛らしい。
73年から79年まで製造されていて、今でもコレクターからの注目の的である。
日常使いがなかなか出来ずにいるが、お誕生日やクリスマスには登場する。
というのもファエンツァのスープ皿を欠けさせてしまったから。
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少しづつ増えていく器たちに戦々恐々する。
自粛しなければ。
それでも出会ってしまう。

その時は珠洲。
お目当ては大きなネコの看板が出迎えてくれるニ三味珈琲。
それぞれ別の珈琲とケーキを頼んでシェアした。
ケーキはわたしのパイナップルが当たりだけど珈琲はそっちが当たりだね~
今度パイナップルケーキ作ろうね~
と会話も弾む。
未だに作っていない。。

美味しい珈琲のお次は楽しみにしていたギャラリーへ。

気を付けないと間違いなく素通りするほど民家に溶けこんでいる。

見つけた~とテンションは上がりっぱなし。
ウォーリーを見つけた感。
車を停めた先の花が可愛くて、より一層気分が高まる。
古民家ギャラリー、いとをかし。

ナチュラルビューティーな店主がお迎えして下さる。
ちょっと緊張気味な私達。
ひと通り、へ~と言いつつ見てまわり

出会ってしまった。

小ぶりなお茶碗。

一つは躍動的なお花柄で台湾チック。
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一つは控えめカラーの可愛らしいバンビ。
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娘と息子にぴったり。

あまりご飯が好きではない二人は小さめのボウルをご飯茶碗代わりにしていた。
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自分専用のご飯茶碗を持っていない二人。

これなら小さめだし柄もステキ。
二人とも気に入ると思いお会計へ。

石川県に窯を持つ萌窯さん。
ご夫婦で作成されていて、形は旦那さま。
絵付けは奥さまがされているそう。
憧れる。

その後
萌窯さんに行きましたブログを見つけて私も行く気になっていた。
そこへ行った私はニコニコで焼物を見ては説明を聞いてお気に入りを一つ決める時間を楽しんでいる。
頭の中のストーリーは出来上がっていた。

しかしながら
調べても調べても詳細情報がなく、ギャラリーに電話。

今は情報は出していないよう。
とても残念。

萌窯さん。
いつか窯元へ呼んでください。
子どもたちは喜んでお茶碗を使っています。

生地で遊ぶ

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子どもが生まれるまでは裁縫は大の苦手分野。
小学生の時の家庭科の授業で作ったお弁当箱入れは悲惨だった。
面倒臭がりの私は途中でもうやっつけになっていて、縫い目なんて大きすぎて話にならなかった。
とにかく早く終わらせたい。
玉結びも満足に出来なくてますます苦手に拍車をかけた。

それから裁縫とは無縁で過ごしたのだが、娘の誕生で一変する。

女の子のお洋服は本当に可愛い。
シックで色使いも絶妙なbonpoint。
フランスの子ども服でさくらんぼがトレードマーク。
憧れのお洋服だがお値段になかなか手が出せない。
娘が一歳の時に初めて購入した。
濃いめのグレーに小さなドットのブラウス。
明るめグレーのコーデュロイワンピ。
とても上品でステキなのだ。

幼稚園に入園する歳になって準備が始まる。
子どもが通っていた幼稚園は親の手作りで一式揃える。
幼稚園バッグからアイマスクまで様々。
これが思いの外たのしくて、裁縫にはまった。

生地選びから生地の組み合わせやリボンなど。
色んなアレンジが楽しい。
夢中になっていると、玉結びもいつかしか出来るようになっていた。

そんなこんなで
ボンポワンみたいなお洋服を着せたい。
買えないなら作ればいい。
となって見よう見まねで始まった。

最初は散々で途方に暮れた。
子ども服のパターンは10cmごとにサイズがあって、その線がどれなのか追うことが出来なかった。
縫う所まで行くのに四苦八苦。
何とか仕上げたが、本当にぼろ切れのワンピースになってしまった。
でも娘に手作りを着せる喜びを知ってしまったら最後。
ひたすらウキウキで作っていた。

興味あることには時間を忘れるタイプで、分からないとなるとGoogle様に聞いたり、生地を購入したショップに問い合わせ。
ブログを見たり、終いにはフランス服の本を読むためにフラ語の辞書を借りに図書館に赴いていた。
情熱を注ぎすぎである。

子どものクローゼットには私の手作りがたくさんある。
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娘は私の手作りが好きと言ってくれる。
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リバティで作った息子のブラウスを父が気に入ってお揃いになったり。
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子ども達が大きくなった時、お母さんが手作りしてくれてたな~ってほっこりした思い出になっていたら嬉しい。

うさぎ iittala みんないい。

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窓辺にガラスがあると陽射しを通して美しい。
ほとんど無意識に集めていて、気付いたらガラスが増えていた。
透け感や光沢、キラキラする様が水辺を連想させて気持ちがゆったりする。

数年前に手に入れたイッタラの花器。
アルヴァアアルトがデザインした花器で
サヴォイベース
とも呼ばれている。
大きさや色もさまざま。
私が選んだのはレイン。
これと大いに迷ったのがパールホワイト。
フィンランド人気はパールホワイトらしい。
日照時間が短いことに関係がある。
そんな記事を読んで納得していたはずが詳細は忘れてしまった。
パールホワイトは部屋が明るくなり、気分が明るくなるからだったと思う。
日本はピンクが人気らしかった。
桜の国だからかな。
どの色もステキだったが、青好きがやはり出てきて淡いブルーのレインとなった。
とても気に入っている。
大きさは手持ちの花器とのバランスを考えて選んだ。
サイズ感も気に入った。

うさぎの置物はずいぶん昔に金沢のお気に入りの雑貨やさんで見つけた。
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どこかの国の昔の貯金箱。
ストーリーがあるとワクワクするし、嬉しくなる。
お店の方とのお喋りも楽しい。
おしとやかな感じのいい女性で、お兄ちゃんのお嫁さんにしたいタイプ。
ここにお金入れたら取れないし、取りたかったら割っちゃうんだ~
とか言って勿体ないね~可愛いのにね~
って話したのを覚えている。
小さめの紫の花とかハーブを飾るのにちょうどいい。
もう少し暖かくなってきたら花器の出番になる。
ベルマンに薬瓶だった花器、それに姉のフランス土産のガラス瓶。
15年も前に蚤の市で買ってきてくれたもの。
ちょっとバランスを崩しやすいが、その不器用さがまた愛おしい。
どれもお気に入りの品たち。

そうやって少しづつ好きが集まるんだと思う。

いいほしさん、林檎かちょうちょか

買って良かったシリーズ

いいほしゆみこさんのソープディッシュ。
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一目で気に入った。
りんごモチーフらしいが、私にはちょうちょ。
どちらも好きだから問題はない。
そもそもこんなステキなソープディッシュはなかなかお目にかかれない。
お宝発見の高揚感が押し寄せた。

カラーが2種類あって頭を悩ませた。
私はグレーが結構好き。
優しいカラーが上品で落ちつく。
その前はブラウン推しでキッチンにはブラウンが多め。
グレーとブラウン。

選べない。

というより、それぞれ別物に見えてくる。
グレーとブラウンとでは表情が全く違う。
ということは2つ買っても良い。
私の都合の良い解釈が始まる。
一つはキッチン、一つは洗面所。
いやいや、この可愛さ。
ソープディッシュだけでは勿体ない。
アクセサリーを置いたり。
高台を利用してちょっと特別感ある豆皿にしたっていい。
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心は安堵して優雅にカートへ滑っていく。
いい物を見つけられた満足感。

このツヤ感といいフォルム。
作り手によって変わってくる。
いいほしさんが作るとこうなるんだな。

私のお友達にもそんな子がいる。
その子が作るとポンと空中に浮いて選ばれし物になる。
未来の作家さんに本人は気付いているのかな。

わっぱの小話

思いきった買物に曲げわっぱがある。
当時はまだ20代半ばだった私には勇気が入った。
買いたいわっぱが決まっていたが、そのお値段からなかなかカートの先が進められずにいた。
そんな時はしばらく考える。
一ヶ月もすると
今はいらないな~買わなくて良かったかも~
となる場合がある。

大館工芸のわっぱは例外になった。
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12年前の大きいわっぱは更に魅力を増して色ツヤの良い重鎮となっている。

わっぱは使うと病みつきになる。
ご飯が本当に美味しい。
木の香りがほんのりと優しい。
そして何より特別感がある。

なにもお弁当箱としてだけ使う必要はない。
以前はキッチンの布を収納していたし、珈琲フィルターが入っていたこともある。

子どもが幼稚園に入るとお弁当箱が必須となる。
娘はハートキャッチプリキュア世代。

実は私も夢中になっていた。
キャラクターに苦手意識があったが、プリキュアの変身シーンに鳥肌を立たせていた。
しかも娘と姉と私の3人でエンディングのプリキュアを踊っていた。
約一分半。

最初の頃はお弁当箱もプリキュアのおかげでキャラクターのシール蓋だった。
しかしプリキュアがバージョンアップする度におNEWのお弁当箱をせがまれる。
サイズが変わらないので買わなかったけれど。
小学校に入ったと思ったらアナ雪の登場となった。

キャラクターは私も小さい時は好きでSanrioのキティちゃんに始まりウィンキーピインキー、ディズニーに走ってプーさんと溺愛してきた。
だから子どもの気持ちも良く分かる。
一番悩んだのが使わなくなったキャラクターのお弁当箱を捨てること。
何だか悲しい気持ちだった。

思い立って娘にわっぱを勧めてみた。
反応はやっぱりいまいち。。
ただ、運動会があると私と下の息子のお弁当も必要になる。
使ってくれなくても私が使えばいいしお菓子を入れてもいい。
娘が気に入ってくれるかもと雛型わっぱにした。

雛型わっぱはコロンと可愛く、一段使いもできる。
お弁当の日はやっぱり使ってくれなくて習い事の日の小腹を満たすおむすび入れとして使い始めた。

4年生になった頃
木のお弁当だとご飯が美味しいから
となり、わっぱデビューとなった。

内心ちょっと私は心配だった。
周りと違うお弁当箱で嫌な想いをしないか。。

帰ってきた娘の話で笑った。
お隣の男の子がわっぱを絶賛してくれたらしい。
100万円で売ってください

ふざけて言ったに違いないが、私はホッと胸を撫で下ろした。
さらに見直しもした。
最近の小学生は見る目があるな。